風俗で働く事情は、それぞれによって違うものの、共通している点といえば、お金が稼げる仕事だからといったことでしょう。特に結婚をし、子供が生まれた後に何かしらの理由で離婚を余儀なくされてしまった女性が風俗業界で働くケースは非常に増えています。
風俗は、短時間でもある程度にまとまった報酬が得られるため、子供のことに時間を割かなければならないシングルマザーには打ってつけの仕事とも言えます。特に託児所と提携をして働いている間に子供を預けられる受け入れ体制が充実している点も非常に大きなポイントになります。ここでは風俗で働く際に心配な風俗店提携託児所がどのようなものなのかをご紹介します。
シングルマザーが急増している現実
風俗の託児所がどのような状態なのかを紹介する前に、現在の日本のシングルマザーの現状を知っておきましょう。シングルマザーは非常に多くなっており、年々に増えている状況で、110万人にものぼっています。
その内の70%が母子世帯であり、残りは祖父母と生活をしている世帯となっています。10年ほどのスパンで約2倍という割合でシングル率が増えており、その原因は離婚が80%。
残りは死別などになっています。年代を見てみると、30代から40代後半が半数以上を占めており、20代で結婚と出産を経験し、30代で離婚をするといったケースが多いようです。
離婚をして再就職となった場合、看護師などの国家資格を有し、慢性的な人材不足に頭を悩ませている業界でもない限り、再就職は難しい状況となっています。また、子育てと両立する必要があることから、勤務時間が決められている定時の仕事に就くことも現実的とは言えません。
こういった現状からシングルマザーの半分以上の方が、パート、アルバイトなどの非正規社員として何かしらの職種に就いているのが現状なのです。
手当てを受けても生活できる水準にはない
シングルマザーであれば、しっかりと申請をすることによって、児童手当、児童扶養手当、児童育成手当の3つの手当を受け取ることができます。
しかしながら、受け取れてせいぜい6万円前後となっており、シングルマザーの平均年収は200万円以下ですから、焼石に水といった程度しか支給されていないのが現状なのです。
こういったことから、風俗で働くしか生活水準を維持できないと、業界に足を踏み入れるシングルマザーが増えています。
託児所と保育所の違いは?
風俗店が提供する託児所の実情を知る前に、託児所と保育所の違いを把握しておきましょう。
託児所と保育所の大きな違いは、国の認可があるかないかという点です。預かっている子供の人数に対して、資格を持っている保育士が定められた数存在していることや、消防法など建物に関しての基準をクリアしている施設が認可保育所として稼働することが許されます。
託児所に関しては、許可外保育所とも言われており、国が定めた基準を満たせていない施設になります。だからといって、子供をぞんざいに扱ったり、保育資格を有する職員が全くいないなどということはありませんから、安心して利用ができます。
保育所と託児所には、それぞれにメリットとデメリットがありますので、ご紹介していきましょう。
保育所のメリットとデメリット
保育所のメリットは、利用料金が安いこと。また給食があること。他にも保育法という法律に基づいた指導があることです。一方でデメリットといえるのは、基本的には平日の昼間限定でしか預けることができないこと。
保育時間の変更などに融通が利かないこと。ある意味、親強制参加の行事ごとがあることなどが挙げられます。
託児所のメリットとデメリット
託児所のメリットは、申し込みが簡単で人数制限などを受けることがないため、待機待ちなどはなく、すぐに利用することができること。時間の制約等がないため、いつでも預けられ融通が利くという点。お迎えの時間等も自由に変更ができ、利用している年齢層もバラバラなので、利用者に気を遣うことがないといったことが挙げられます。
一方でデメリットになるのは、保育所に比べ利用料が高いことや、保育士が頻繁に変わるケースがあること。利用する日によっては、最低限度の保育士しか出勤していないケースもあることなどです。
風俗の託児所は預けても大丈夫?
シングルマザーが風俗で働く理由でも述べていますが、出来るだけ早くまとまった現金が欲しい彼女たちにとって、即日支払いがあり、確実に稼げ、現金での支給が可能な風俗ほどにベストだと思える仕事はないと言えるでしょう。
どんな境遇や理由があっても、本人のやる気さえあれば誰でも働くことができ、特別な資格や経験も問われないところも風俗がベストと言える条件でしょう。
託児所つきの風俗求人は、非常に多く存在しています。また風俗の仕事自体、自由出勤が基本ですから、昼間限定だったり、深夜帯や早朝帯だけといった働き方も可能ですから、託児所付きの風俗店でなくても、子育てをしやすい環境にあると言えますね。
ただし長時間働きたいという方や、お住まいの地域によっては、「定職についていないと無理」「定員オーバーで順番待ちしないと入れない」」といったケースも少なくありません。
こういったことから、託児所付きの風俗は、八方ふさがりのシングルマザーにとって、非常にありがたい存在なのです。
風俗店が経営しているわけではない
風俗求人には、「託児所つき」と記載されているため、中には風俗店がある同じ建物のフロアに託児所が併設されているのではと考える方がいたり、風俗店が託児所や保育所を経営しているようだから心配と不安に感じている方もいらっしゃいます。
しかし、これは大きな間違いです。風俗店の託児所は、もともと託児所や保育所を経営している会社と、風俗店を運営している会社が単純に提携しているだけの話なのです。
もともと経営しているわけですから、そこには保育のプロしか存在しません。これから働こうとしている風俗店は、託児所側からしてみると、お客様の一人にしか過ぎません。
このため、仮に働こうとしている風俗店に在籍し、託児所を利用していて、途中でより高い風俗店へ移籍を考えたり、一般職で良い就職先を見つけた場合でも、引き続き託児所を利用することが可能です。
ただし、注意をしたいのは、利用料金の一部を風俗店が持ってくれている場合です。この場合は、引き続き利用は可能なものの、お店をやめてしまえば、正規の料金を支払う必要が出てきます。
年中無休24時間体制
自由出勤が基本の風俗嬢のお子さんも預けられる託児所ですから、年中無休であり、24時間体制で預けることができるところがほとんどです。
風俗店と提携していることから、仕事への理解もあり、お迎えの時間変更などがあって当たり前といった感じで預かってくれるため、気楽です。
保育所のように5分程度の遅刻で注意や指導を受けることは、まずありません。若いからだとか、見た目が派手だからなどといった固定観念で差別するようなことはありません。
繁華街近くにあるのですぐに駆け付けられる
風俗店と提携している託児所は、職場となる風俗店や営業エリアから近くにあるのも大きな特徴です。
お迎えも楽ですし、すぐ近くにあるため、愛するお子さんと少しでも長く一緒にいることができます。
また、発熱など体調不良になってしまった場合の呼び出しにも、すぐに応じることが可能となります。
託児所を用意しているくらいの風俗店であれば、シングルマザーを歓迎している状況ですから、お子さんへの対応で途中で抜けたとしても、嫌味などを言われるようなことはありません。
病児保育対応の託児所が多い
風俗の仕事上、いったん接客をしてしまっている場合、途中で切り上げてお子さんを迎えに行くということは、なかなかできません。
風俗店と提携している託児所は、風俗の仕事がどういったものかを理解してくれているため、多少の病気や怪我程度であれば、お迎えがあるまで柔軟に対応してくれるところが多いです。
一般的な託児所や保育所であれば、平熱よりも0.5度程度でも熱があれば、連絡が来てお迎えを強制されるものです。
病児対応をしてくれるところが多く、託児所内で対応できない場合には、病院に連れて行ってくれるところも少なくありませんので、風俗で働くシングルマザーなどには、非常にありがたい施設と言えるのです。
風俗店提携の託児所を利用するにあたって
風俗店と提携している託児所を利用するにあたり、気になるのは、どういった時間を過ごすのか。
また利用する際の料金は気になるところですよね。ここではある風俗店提携の託児所の実情をご紹介ます。
託児所での生活様子
繁華街の外れに立地しているビルのワンフロアに併設された託児所の例ですが、部屋はベッドルーム兼赤ちゃん部屋、プレイルーム、病児用の部屋、事務所の4つに分けられています。
お泊りの就寝前や夏場の外遊び後には、シャワーにも入れてくれるという託児所。ご飯、トイレトレーニング等も普通に行ってくれます。
朝8時には朝ごはん、午前中は外遊び、12時に昼食。その後は15時程度までお昼寝。15時におやつがあり、18時には夕食。20時に絵本の読み聞かせをして就寝させるといった流れです。
こうやってみると、普通の保育施設と変わらない生活を送れていることがお分かりになるでしょう。
これは一つの託児所の例ですので、全ての託児所がこのようなスケジュールで生活を送っているかは分かりませんが、基本的にはこのような流れのところがほとんどと言えるでしょう。
託児所利用の料金目安
地域やサービス内容などによっても料金はまちまちですが、高くて1時間1000円というのが目安です。
少し高額に思えるかもしれませんが、風俗で稼げる1時間分の報酬を考えれば、十分に支払っていくことは可能な額と言えます。
平日昼間で800円前後、夜間や日曜祝日になると900円といったところが相場の料金になります。
風俗店によっては、一部の利用料金を負担してくれるところも少なくありませんから、より安く利用することが可能です。
また週に何日以上利用するといったケースでは、都度払いよりも安い料金になる月極制度を採用している託児所も存在します。
出勤時間や日数がある程度に決まっているのであれば、こういった制度を利用するのが賢い方法ですね。
託児所を利用して風俗で働く前に決めておくべきこと
風俗で働くために託児所を利用する場合に注意しておきたいことがあります。
それは風俗店で働く時間帯や頻度をある程度に決めておき、そのサイクルをなるべく崩さないということです。
日中に稼ぐことができる風俗店なのか。夜の時間帯しか稼げないお店なのか。
事情によって変わってきますが、お子さんの生活リズムを作ってあげるためにも、働く時間や出勤数はある程度に固定するべきです。
日中に稼ぐことができるのであれば、日勤帯に働くことをおすすめします。お子さんのためでもありますが、ご自身で託児所を探す場合、夜間でも対応してくれる託児所というのは、非常に限られてしまいます。
預けた託児所の環境がお子さんに合わないところだったり、先生が合わないといった不満があっても、なかなか他の託児所を選ぶことができないというのも、日勤帯に働くことをおすすめする理由です。
日中に利用できる託児所の場合には、月極契約がしやすい上に、複数の託児所の中から、ご自身に合った施設を選ぶことができます。
中には認可保育所などよりも、はるかに充実した教育プログラムを提供しているところもありますから、なるべく日勤帯にでも客足が多い風俗店を選び、十分に生活ができる報酬が得られる頻度で働くことをおすすめします。
まとめ
働きたくても、子供の面倒に時間を取られてしまい、満足できる報酬が得られる仕事がないと悩んでいるシンママさんやママさんには、託児所つきの風俗の仕事がおすすめです。
短時間で高収入が実現でき、安心して働くことができます。体験入店時でも託児所の利用が可能というところがほとんどですから、体験してみて入店や利用を決めることができます。
国の認可がないというだけで、保育内容は認可保育所が行っているものと、ほとんど変わることはありません。
日勤帯に預ける場合には、認可保育所よりも質の高い教育を受けられる託児所も存在しているため、メリットは非常に多くなると言えるでしょう。
風俗店と提携している託児所だからといって、心配することはほとんどないのです。