ちょんの間とは一体何?働くための方法とは?

ちょんの間とはいわゆる遊郭であり、「ちょっとの間に行為(本番)をする」という言葉が語源となっているようです。

大阪にある飛田新地や松島新地などには多くのちょんの間が集まり、ソープランドと並び本番ができる風俗として根強い人気を誇ります。

デリヘルなどの一般的な風俗では「売春防止法」を理由に性交にあたる本番行為は禁止されていますが、ちょんの間は料亭の中で行われたお客と女中の「自由恋愛」という名目で本番行為が黙認されています。

その特殊な形態からイメージの湧きにくい風俗ですが、今回はそんなちょんの間にスポットを当て、一連のプレイの流れやお給料の相場、働くためにはどうすれば良いのかなどについて迫っていきます。

ちょんの間でのサービスの流れとは

ちょんの間は他の風俗とは変わった営業形態を行っているため女の子はもちろん、男性客の中にもサービスの内容や流れがイメージしづらいということも珍しくありません。

ここではちょんの間の受付からプレイ後までの一連の流れをご説明いたします。

店頭

ちょんの間では「遣り手婆(やりてばばあ)」と呼ばれる年配の客引き女性と共に店頭に座ってお客様を待ちます。

男性客はちょんの間のある通りを歩き、自分好みの女の子を品定めして遣り手婆に声をかけて交渉するというわけです。

飛田新地の「青春通り」や「メイン通り」といった場所にあるお店では在籍する女の子のレベルが非常に高く、お店を見回って戻って来たらもう別のお客が入ってしまっていたということもしばしば。

良いと思った女の子がいれば迷わずに入ってしまうのがベターであるといえます。

店頭で直接お客様に顔を見せるので当然女の子には顔バレや身バレのリスクもありますが、客引きは遣り手婆が全て行ってくれるため女の子は店頭に座り目が合ったお客様ににっこりと微笑んだり手を振ったりするだけで大丈夫です。

受付

お客様が遊びたい女の子を決めて遣り手婆に声をかけてプレイ時間などを伝えて受付を行います。

ちょんの間という名前通りプレイ時間は15分~となっていることが多く、飛田新地では15分11,000円、20分で16,000円などとお店全体で料金が統一されているようです。

プレイルームは2階にあることが多く女の子に連れられて階段を登っていくと4~6畳程の畳の部屋に布団が敷かれてスタンバイされています。

一応料亭という名目で営業をしていますのでプレイルームには料理のメニューなども置かれているようですが、果たして本当に料理が出てくるのか、注文する人がいるのかどうかは定かではありません。

女の子はここでお客様から料金を受け取って1階へ行き、キャンディーや缶コーヒーなどを持って2階に戻ってきたところからいよいよプレイスタートとなります。

プレイ

ソープランドやデリヘルなどでは女の子と一緒にお風呂に入って身体を綺麗にしてからプレイが始まるということが一般的ですが、ちょんの間ではシャワーなどの設備はなくアルコール除菌をしてそのままプレイスタートとなります。

女の子にもよりますがキスやおさわりは拒否される場合が多く、実際にちょんの間に遊びに行ったお客様の中には店頭ではにっこりと微笑んでいた女の子がプレイが始まった途端に露骨に態度が変わったと驚くこともあるようです。

プレイは1番短いもので15分程となりますので、手早くゴムを着けてフェラをしてもらい勃起した時点で挿入となります。

時間が残っていても射精した段階でプレイ終了となりますので、開始1分でイッてしまった場合でも残り時間を待たずにズボンを履いてお店を後にすることとなります。

女の子とのコミュニケーションを大切にしながらまったりイチャイチャしたいお客様にとっては少し物足りなく感じるかもしれませんが、その分女の子のルックスに関しては高級店並かそれ以上であるといわれており、短いプレイ時間でも満足して帰ることができるようです。

プレイ終了後

プレイ終了後は女の子が持ってきてくれたキャンディーや缶コーヒーなどを受け取ってお別れとなります。

地域やお店によって異なりますが、こうしたキャンディーなどは他のお店の遣り手婆に対して遊び終わったことをアピールするためのものですので、これらを持って歩いていれば客引きに合うことなく通りをあとにすることができます。

お客でないためプレイ終了後にチラチラと女の子を物色していると怒られたという声もありますので、足早に立ち去った方が良いでしょう。

地域や店舗によって若干の違いはあるものの、ちょんの間で遊ぶ際にはこうした流れになるということを覚えておくと良いでしょう。

ちょんの間のお給料相場

気になるちょんの間のお給料ですが、料理組合によってお客様が支払う料金が統一されているためお店ごとにあまり差異はありません。

バック率などもお店ごとに大きく変わることはありませんので、どれだけ女の子がお客様を相手にしたかという完全歩合制となります。

最も代表的な飛田新地であれば15分11,000円がお客様が支払う料金となりますが、ここから女の子の取り分が50%、お店の取り分が40%、客引きの女性に10%といったようになるため、この場合であれば5,500円が女の子の手取りとなります。

ちょんの間で稼げる女の子の特徴としてルックスの良さももちろん重要となりますが、先述したようにちょんの間は通常の風俗店とは違い女の子も店頭に顔を出して直接お客様が女の子を見て選びます。

お客様はルックスだけでなく女の子の愛想や雰囲気の良さなども参考に誰と遊ぶかを決めるため指名が取れるかどうかはそうしたルックス以外の要素も重要となってきます。

店頭ではできる限り笑顔を大切に、目が合ったお客様に軽く会釈をしたり、手を振ってあげるなどお客様に積極的にアプローチをすることが大切です。

ちょんの間で働くためには

ここまでちょんの間でのサービスの内容やお給料などについてご紹介しましたが、実際にちょんの間で働くためにはどのような方法があるのでしょうか。

直接お店に足を運んで自らを売り込む

ちょんの間で働きたい場合には直接お店に足を運び自らを売り込むという方法があります。

こうしたお店は店舗独自のHPがないことがほとんどであることに加えて、あまり風俗求人サイトでも案件が出回らないのです。

各店舗の横には女中さんや中居さん募集といった旨の貼り紙が出ていますので少し行動力は必要となりますが、後述するような風俗スカウトを利用するよりもよほど安全にお店に入り働くことができます。

風俗求人サイトを利用する

先述したように風俗求人サイトにはほとんどちょんの間の求人は出回りませんが、ごく稀に求人が出ていることもあるようです。

求人サイトに案件が出回らない理由の一つにちょんの間は「料亭内でのお客と女中の自由恋愛」という名目で性的なサービスを提供していることから、風俗求人サイトに堂々と広告を掲載できないという理由もあるようです。

また、ちょんの間は風俗として圧倒的なネームバリューやブランドが確立されているため、高額な広告料を支払わずとも女の子を集めることができるからといわれています。

女の子も飛田新地などのちょんの間で働くことができれば短期間で高額なお金を稼ぐことができると知っているため、たまに求人が出回った際にはこぞって応募が集まります。

求人自体がレアであり倍率も相当なものとなりますが、運良く求人を見つけた場合には迷わず応募を考えて良いでしょう。

しかし、インターネット上には怪しい求人サイトも多数存在します。

過去には風俗スカウトが実在しないちょんの間の広告を出して違法に女の子を集め、悪質な風俗店に斡旋していたというケースもあるようです。

Qプリやいちごナビといった大手の風俗求人サイトであれば広告掲載時に営業届が出されているか等を確認しているため安心して利用できますので、ちょんの間以外のお仕事を探す場合でもまずはこうしたメジャーなサイトから自分に合ったお店探しをすることをオススメいたします。

どうしてもちょんの間で働きたい…風俗スカウトに紹介してもらうことはダメなの?

ちょんの間で働くためには女の子自身で直接お店に売り込みに行くかごく稀に出る求人に応募するかといった方法が挙げられます。

なかなかお店に採用してもらえず困っている女の子の中には風俗スカウトにお店を紹介してもらうというのはダメなのかと考える人もいるかもしれませんが、様々な理由からこちらの方法はオススメできません。

風俗スカウトの存在そのものが違法である

まず、風俗スカウトの存在そのものが違法であります。

これは明確な「職業安定法違反」でありスカウトマンが女の子を風俗店に斡旋することは法的に禁止されています。

現在でもすすきのやミナミなどの歓楽街を歩けば必ずといっていいほど声かけを行うスカウトを見かけますが、2000年代に東京都が「迷惑防止条例」による路上でのスカウト行為を禁止したことを皮切りに現在ほとんどの自治体がこうしたスカウトを禁止しています。

こうした風俗スカウトが横行するのは、女の子を紹介したお店から紹介料を毎月もらうことができるという理由があります。

一般的にスカウトマン達は女の子が稼ぎ出した売上の5~20%を紹介料として受け取るといわれていますが、当然この紹介料は女の子が稼ぎ出した売上をピンハネしたものですので、彼らを経由せずに風俗店で働けばよりお金を稼ぐことができた可能性もあります。

そうした理由からもスカウトマンに頼ってお店を紹介してもらうことはオススメできません。

紹介してもらったお店が違法店である可能性も

風俗スカウトは「職業安定法違反」や「迷惑防止条例」といった理由で違法であると紹介しましたが、こうした違法スカウトを利用して女の子を雇ったお店側は「ぼったくり防止条例違反」となり罪に問われます。

健全な営業をするお店であれば求人サイトへの広告掲載や自店舗のHPといった正規のルートから女の子を採用できるため、こうしたスカウトを通して女の子を採用するということは絶対に行いません。

風俗スカウトを利用するお店の多くが営業届を出していないお店であったり、お金に余裕がなく求人を出せない「ワケあり」のお店ですので、後々給料の未払いトラブルや警察のガサ入れによる検挙などのリスクが当然ついて回ります。

違法と知りながら風俗スカウトを利用するお店で働くことが果たして安全であるかどうかは火を見るよりも明らかです。

重大な事件に巻き込まれるケースも

2019年2月には京都で風俗スカウトグループの告発事件、2017年11月には風俗スカウトの男による猟奇殺人事件があったことは記憶に新しいのではないでしょうか。

風俗スカウトを通して風俗店で働いた場合、先ほど挙げたような給料の未払いトラブルや警察からのガサ入れなどのリスクも当然ありますが、風俗スカウトに関わってしまったためにあなた自身が重大な事件の被害者や当事者となってしまうこともあるのです。

こうしたトラブルなどから身を守るためにも絶対に風俗スカウトの甘い言葉には耳を貸してはいけません。

ちょんの間よりもソープランドの方が安心して稼ぐことができるかも

今回はちょんの間について様々なお話をしましたがいかがでしたか。

ちょんの間の歴史は古く現在でも風俗として根強い人気を誇りますが、お店のHPがなく求人自体もあまり多くはありませんので簡単に働くことができるというわけではありません。

また、他の風俗と異なり店頭に座ってお客様に指名してもらうためその分顔バレのリスクは高まりますし、シャワーが備え付けられていないため十分な衛生対策が取られているとはいえないでしょう。

同じ本番アリの風俗で働くのであれば求人数が多く、身バレや衛生対策がしっかりとされてるソープランドの方がより安全に高収入を得られる可能性があります。

このほかにも、おさわりなしのお店や託児所完備といった女の子が働きやすい環境作りに力を入れるお店もたくさん存在するため、女の子自身に合った希望や条件などを元に求人探しをすればより満足のできるお店に出会えることも。

Qプリやいちごナビといった大手風俗求人サイトのスカウト機能を利用すれば自分の希望に合った優良店からスカウトメールを受け取ることができるため、是非こうした機能も上手く活用しながらお店を選んでみてください。

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