とつぜんですがみなさん、今、日本には全部で何人のAV女優がいると思いますか?数百人?1,000人?2,000人?いいえ、ちがいます。
何と、現在日本のAV女優の総数は『1万人』を超えているんです。(推定人口)
もちろん、この数字はあくまでもおおよその推定値であり確かな証拠はないのですが、全国のAVプロダクションの数が約50社で1社につき平均で150人前後のAV女優が所属しているほか(50×150=7,500人)、DVD以外のネット販売の作品モデルもふくめると「1万人ぐらいのAV女優がいるのではないか」、と見られています。
「AV女優になりたい女の子」が増えている
◎“普通”の女性がAV女優になる時代
昔はAV女優、と聞くと、ある種の特殊な職業に就いている女性というイメージがありました。
「人前で裸をさらしてセックスを売り物にする底辺の職業」というネガティブなイメージがあったため、限られた女性の特殊な仕事、とされていたのです。
しかし、今では人気のAV女優がテレビのバラエティ番組に出演するなど、AV女優に対する昔のような偏見は薄れてきてます。
その影響からなのか、「AV女優になりたい」と望む女の子が急増していることが明らかになってきました。
AV女優志望の女の子は暗い過去があるとか、訳アリの女性、薬物中毒、などのマイナスな印象を持たれがちですが、現在は大学生や専門学生、OL、看護師、介護職、アルバイト(フリーター)といった何の変哲もない一般人女性がAV女優になり、作品に出演しています。
「AV女優は稼げる」はホント?
◎稼げているのはごく一部の女優のみ
AV女優が大金を稼げる仕事、というのはひと昔、いえ、ふた昔前までの話です。
たしかに、昔のAV女優は多くの女性が高額のギャラをもらっていました。1990年代のAV女優のギャラは平均で数十万円から数百万円という時代があり、2000年代前半くらいまではギャラが1本300万円(トップ女優の場合)、とされていた時期もあったのです。
ところが、現在ではAV女優として活動している女性の約8割が「1本数万円」程度のギャラで作品に出演しています。
このような安いギャラでAVにでている人たちのことを「素人モデル」または「企画女優」と呼びます。
今のAV女優で年収数千万円以上を稼いでいるのはトップクラスの単体女優だけです。
単体女優とは、「そのAV女優の名前を全面にだして作品が撮れる」レベルの美貌やルックスを兼ね備えた人を指します。
たとえば、TV番組にでている蒼井そらさんやAV女優のアイドルユニット「恵比寿マスカッツ」の選抜メンバーの人たちなどです。
無修正AVのギャラはモザイクありの1.5倍
◎稼ぐために無修正に出演する女性も
現在はおよそ1万人以上の女性がAVに出演した経験があると言われています。
ただし、このうち、本当に高収入を得ているのはごくわずか。ほとんどのAV女優が1本数万円というギャラで活動しているのが現実です。
このように「AV女優のデフレ化(プレミア感の減少=誰でもAVに出演できる)」が起こっている今、高額のギャラを求めて無修正のAVに出演する女性が増えてきています。
業界の事情に詳しいAVライターやAV男優の話によると、無修正の作品のギャラはモザイクありの「1.5倍」とのこと。
たとえば、モザイクありのAVが1本20万円の場合、無修正作品は約30万円のギャラをもらえる計算になります。
◎人気がないAV女優や新人女優はギャラの手取りが半分になる
モザイクありのおよそ1.5倍のギャラを稼げる無修正AV。
しかし、AV女優はメーカーから支払われるギャラをすべてもらえる訳ではありません。
たとえばモザイクありの作品に出演して1本20万円のギャラの場合、女優さんがもらえる手取り額は半分の10万円程度と言われています。
これは、ギャラの半分をAV女優が所属するプロダクションがマージンとして差し引くためです。
マージンの割合はそのAV女優の人気度によって異なります。
新人でまだ人気がない内は無修正にでてもモザイクありと同じ50%の手取りになることが多いようです。
このため、無修正AVに出演したからと言って女優さんの手取り額がモザイクありのギャラと比べて大幅に増えることはありません。
それでも、無修正AVはモザイクありの約1.5倍のギャラをもらえるため、AV女優になりたての女性が初めての仕事でいきなり無修正AVに出演するケースが増えています。
◎アダルト動画のコンテンツサイトの無修正AVのギャラは?
上でお伝えしたモザイクありのギャラはAVメーカーが製作する作品の1本あたりの金額です。
また、無修正AVのギャラは古くからある大手の運営会社が製作した作品の1本あたりの金額となっています。
現在はこの2つとは異なる「アダルト動画のコンテンツサイトの無修正作品」が登場しています。
アダルト動画のコンテンツサイトとは、〇〇コンテンツなどの名前で知られるサイトのことです。
今、このアダルト動画のコンテンツサイトの無修正作品に出演する女性が増えています。
コンテンツサイトはAVメーカーが製作しDVDの形で販売する従来のAV作品とは異なり、一般人が趣味で撮影したハメ撮り動画からAVメーカーが撮影したAV作品まで、さまざまな種類のアダルト動画がダウンロード形式で販売されています。
アダルトコンテンツサイトの動画はモザイクありが主流ですが、中には無修正AVを販売しているアカウントも存在しています。
コンテンツ作品の1本あたりのギャラはそれぞれに異なりますが、動画作成者の話によると平均で「1本10万円前後」のギャラが出演モデルに支払われているそうです。
コンテンツサイトでは一般の投稿者が動画を製作している場合、作品に出演しているモデルは大手のプロダクションのようにマージンを引かれることがありません。
このため、ギャラが1本10万円であればそのまま全額の10万円を支払ってもらえる、というメリットがあります。
このことから、今ではプロダクションに所属せずにフリーのAV女優(素人モデル)として、マージンが引かれないアダルトコンテンツサイトの作品に出演するケースが増えてきています。
無修正AVにでると女優まで逮捕される?
◎AV女優が逮捕されることも(ただし、日本国内で無修正作品を販売した場合)
無修正AVはモザイクありに比べて1.5倍のギャラを稼げると言われています。
このため、モザイクありだけではなく、無修正AVに積極的に出演してバンバンお金を稼いでいる女優さんもたくさんいます。
しかし、ここで注意しなければならないのが「無修正AVは日本では違法」という点です。
日本の法律では男女の性器をモザイクで隠さなければAVを販売できません。
なので、無修正AVは原則として違法であり、日本国内で無修正作品を販売した場合、AV作品を作ったメーカーはもちろん、出演したAV女優も逮捕されます。
ネット上では「無修正にでてもAV女優は逮捕されない」などと解説しているサイトを時折見かけますが、まったくのウソです。
無修正作品に出演していればAV女優も逮捕される可能性があります。
しかし、現実には無修正AVに出演したAV女優が逮捕される割合は全体のごくわずか(数千人に1人か2人の割合)です。
これは、日本の法律ではたしかに無修正を禁止しているため、無修正AVを製作・販売しているメーカーや作品に出演しているAV女優を摘発・逮捕する場合もあります。
しかし、摘発および逮捕は「見せしめ」で行うことがほとんどです。
なので、無修正AVにでたからと言って必ずしもAV女優が逮捕される、という訳ではありません。
また、日本国内でなく、アメリカなど無修正がOKの国であれば無修正AVに出演しても逮捕されることはないです。
このため、無修正AVを製作している日本の会社ではアメリカに本社(販売メーカー)を置き、海外サイトで無修正作品を販売して法律対策を行っています。
【まとめ】
モザイクありと比べて高額のギャラをもらえる無修正AV。手っ取り早くお金を稼げる無修正作品はAV女優のあいだでも人気の仕事です。
無修正、モザイクありに限らず、AV女優の仕事は人前に裸をさらすため、出演はすべて自己責任になります。
AVの作品にでるときには事前に仕事内容をきちんと把握しておき、その上でモデルになるかどうかを決めるようにしましょう。