風俗店での求人募集を見ていると「体験入店」という言葉が良く出てきます。この「体験入店」とは風俗独自のシステムで、現在では風俗店のジャンルに関わらず、多くのお店が体験入店 制度を取り入れています。このシステムはそのお店に採用された女性が正式に雇用される前に、試験的にそのお店で働いてみる制度です。ここでは体験入店システムのしくみから、実際の方法や体験者の声などすべてをご案内していきます。
①体験入店システムとは?
風俗における体験入店システムが、一体どのようなしくみになっているのか見てみましょう。
風俗で仕事を探している女性が、風俗店に面接に行って採用が決まるとお店側が試験的に働いてみることを勧めます。これが体験入店と呼ばれるシステムです。体験入店の細かい条件、日数や勤務時間、手当てなどはお店ごとの規則があってそれぞれ違います。通常1日から1週間の間で期間が決められています。詳細については、採用が決まったら担当者に確認することが必要になりますが、次項では基本的な体験入店制度の内容を説明していきます。
②体験入店の場合の日給保証は?
最近は体験入店制度を採用するお店が多くありますが、そのほとんどのお店で日給は支払われます。一般的にソープランドやファッションヘルスでの風俗嬢のお給料は完全歩合制ですから、接客をしない場合は給料保証はありません。でもこの体験入店中はお店側がその風俗嬢が接客できるようサポートするのが普通で、その上で日給が保証されるわけです。支払われる金額はお店によって様々ですが、接客分のバックにプラスαをつけているお店もあります。
お店側はお客さんに体験入店中の女性を紹介し、お客さんが支払うサービス料金も通常時より安く設定していることが多いのです。お客さんにとっても普段より安い金額でニューフェイスの接客を受けられますし、お店にとっても採用した女性の仕事ぶりを見る良い機会でもあります。稼いだ分の日給はその日に全額現金で支払われるのがほとんどです。
③体験入店システムのメリット
この風俗業界独自の体験入店システムの女性にとってのメリットは、働いて行く予定のお店で実際の仕事内容や、自分が稼げそうな金額、客層などを目の当たりに見ることができる点にあります。風俗業界未経験者は元より、たとえ経験者であっても新しいお店は未知の領域です。本格的に始動する前にそのお店で実地訓練をすることは、風俗嬢にとってプラスになります。またお店側にとっても新しく採用した女性の仕事ぶりを見るlことができる良い機会といえるでしょう。
④体験入店でチェックするべき点は?
短時間でなくフルタイムで、少なくとも最低1日は体験入店をしてみて以下の点をチェックしましょう。
*来客数:コンスタントにお客が入っているお店なら1日でも客数は把握できますが、通常は平日と週末の2日間は体験した方がより明確な来客数が掴めます。もし体験入店中に一人も接客ができなかった場合、そのお店で働くのはおすすめできません。
*客層:お店側は体験入店の女性に知らないお客さんよりは、既知のお客さんをつけることが普通なので、ある程度の客層を把握することができます。それから先、働いていくお店の客層を知ることは重要です。
*スタッフの対応:在駐しているスタッフのお客さんへの対応と、働いている風俗嬢への扱いとをチェックします。一般的にスタッフの対応が良いお店は、比較的客層も良くて風俗嬢も安定して仕事をしているはずです。
*待機嬢の数:箱ヘルの場合は個別でなく集合の待機室があるのが普通ですから、どんな女性が在籍しているかを見てみましょう。待機している間に女性の出入りの状況がチェックできたら、そのお店の集客力がわかりますね。
⑥体入荒らしとは
「体入荒らし」って知っていますか?体験入店をする上で一応知っておいた方が良いことなので、ここでご説明します。体験入店システムはお店側も採用を決めた女性に仕事をしてもらいたいので、できる限りお客もつけるし日給保証なども比較的有利な条件をつけています。そこにつけこんで体験入店だけを繰り返す女性のことを体入荒らしと呼びます。日給も保証されてお客もつけてもらえていいとこ取りして去って行く女性です。それを繰り返している女性は、お店同士の横の繋がりもあるのでブラックリストにのることも珍しくありません。箱ヘルの場合は店舗数自体が余り多くはないため、体入荒らしをしてもバレやすいので常習者はそれほど多くはいません。
⑦体験入店に関する経験者の声
複数の風俗専用掲示板から体験入店に関するコメントを拾ってみました。体験入店をする際の参考にしていただきたいので、箱ヘルだけでなくその他の風俗業種からの経験談もご紹介します。
*ファッションヘルスでの体入、バックは50分11,000円でお客はつけてもらえたけれど、待機部屋が古くて汚かった。こんなところで待つのかと思うと気が滅入ってしまう。それでも客入りはいいようだからとりあえず続けようとは思っているけれど。
*吉原大衆ソープ、お客も在籍嬢も多かった。客層は悪くないけれどスタッフのお客や女性に対する扱いがひどかったのが残念。その店で続けるかどうか決めかねている。
*箱ヘル、面接後すぐに体入して6時間待機してお客一人、お店側からもう何日か体入続けてほしいといいわれその後2日出勤して5人接客できたので入店を決めた。
*ヘルス大衆店面接後すぐに採用されて体入、その時点で写真撮って在籍リストにアップ、フリー3時間で3人ついて日給は3万ちょっとだった。稼げそうな感じがしたので入店を決めた。
*体入して丸1日お茶(全然お客がいないこと)だったらその店はやめた方がいい。高級店だったら3日は見てもいいけど、大衆店だったら1日見れば充分。
*仕事をしていたら当然お茶の日もあるけれど、体験入店でお店がお客をつけられなかったらそれは問題。
*池袋のデリヘルで体験入店を7時間した際は4万円ほどでした。箱ヘルだとお店によるとのこと。
*ススキノ箱ヘル店長からの投稿
体験入店時の保証金額です!
4時間体験・・・4万円 完全保証
6時間体験・・・5万円 完全保証
8時間体験・・・6万円 完全保証
⑦まとめ
面接後にそのお店の実際の状況を見るためにも、体験入店は良いシステムといえるでしょう。一般に風俗店では、体験入店と新人期間の方が稼ぎやすいといわれています。それはお店側も新人を売り出したいがために、それなりに宣伝して体験入店嬢をサポートするからです。ただし体験入店システムについての細かい条件は、各お店によって全然違うので事前に確認して、それを了承した上で仕事をしてください。
体験入店は実際のお店の状況を知ることができるし、お店にとっても雇用した女性の接客振りを見ることができて両者にとって良いシステムですね。とりあえず体験入店してみて、どうしても気に入らなければ体入荒らしをしない限りは他の店を試せばいいのです。風俗の仕事は比較的ストレスが溜まりやすい職種ですから、自分に合った働きやすいお店を探すことが何より大切です。