多くの風俗店の中でも、「風俗慣れしていない素人の女性」が気軽に始めるバイトの一つに「デリヘル」があります。
デリヘルとは「デリバリーヘルス」の略で、あなたがお客様の待つホテルや、ご自宅にお伺いし、お客様にエッチなサービスを提供するものです。
そういった働き手もお客様も、「気軽に利用できる風俗店」なので、デリヘルには多くの性病感染が、蔓延していると言われています。
そこで今回は。「あなたがデリヘルに勤務した時に気を付ける性病と対策」を、まとめてご紹介していきます。
結論的には「本番行為をしないデリヘルでも間違いなく性病感染のリスクはあります」ということです。
それでは、具体的に見ていきましょう。
デリヘルではどんな行為から性病感染するのか?
まず、デリヘルでは「どんな行為をして」「どんな行為から性病感染しやすい」のか?を見ていきましょう。
冒頭でも書きました通り、デリヘルとは「デリバリーヘルス」の略で、あなたが、お客様のところに行って、エッチなサービスを提供する仕事です。
ちなみに「本番行為」はありませんが、「本番以外のエッチなプレイ」は、何でもありです。
デリヘルのプレイの流れとしては、「お客様と軽く雑談」「全裸になって一緒にシャワーを浴びる」「シャワーを浴びながらお客様のイチモツを洗う」「ベッドに移動して手コキやフェラでフィニッシュさせる」「再度シャワーを浴びる」「雑談して終了」という感じです。
流れを見てみると、「本番行為以外のエッチなプレイ」は一通りしなければいけませんね。
もちろん、お客様もあなたも全裸でプレイをしなければいけません。
見知らぬ男性と、全裸で密着し合うという事は、それだけハードなサービスになると言えるでしょう。
しかし、「本番行為をしない」というのは、風俗で働く上で大きなメリットで、その上給料も悪くないので、気軽に風俗のバイトを始めやすいのがデリヘルという事になります。
ただし、「本番行為をしないんだったら、性病に掛かる可能性も低そう!」
と、安直に考えるのは危険です。 本場行為をしなくても、性病の感染リスクはあるのです。
デリヘルのお仕事で、どんなところで性病に感染しやすいのかと言うと、それは「フェラ」「クンニ」「ディープキス」などの、お客様と体液が混ざり合う時になります。
それでは、そうしたデリヘルのお仕事で、感染しやすい性病を次項でまとめましたので順に見ていきましょう。
デリヘル嬢が感染しやすい性病やその症状とは?
デリヘル嬢の中には、「自分が性病に感染していること」を認知していない嬢も沢山います。
女性の性病感染の症状は「男性の場合」と違って分かりにくい事もあるからです。
それでは、デリヘル嬢は一体どんな性病に感染するリスクが高いのでしょうか?
クラミジア
まずは、超有名な性病のクラミジアです。 日本ではこの「クラミジア感染者」が、性病患者の中で最も多いと言われています。 厚生労働省の統計では、クラミジアの国内感染者数は約25000人以上と言われています。
それだけ、簡単に感染してしまう性病なのだと言えるでしょう。 クラミジアにあなたが感染した場合、一体どんな症状が現れるのでしょうか?
具体的には、以下のような症状です。「エッチの時に痛くなる」「月経以外の不正出血がある」「おりものが多くなる」「下腹部に痛みを感じる」。 女性がクラミジアに感染すると、このような症状が出ます。
ちょっと分かりにくい症状もありますが、何か気になるところがあれば、すぐに病院を受診すれば感染の有無が分かるでしょう。
クラミジアは、フェラや、クンニで感染するリスクがあります。 デリヘル嬢になって、悩まされる代表格の性病です。
ジスロマックというお薬を処方してもらえれば、2週間程度で感知する性病です。
梅毒
続いて、デリヘル嬢がかかりやすい性病の一つに「梅毒」が挙げられます。 「梅毒」はここ数年日本で流行っている性病の一つです。
2010年から2015年の間に「患者数が約5倍に増えた」と言われている病気になります。
梅毒は基本的には「コンドーム着用の本番」をしていれば感染しません。 しかし、注意が必要なのは「ディープキス」です。
もし、あなたが接客するお客様が「梅毒の菌」を持っていたとすれば、激しいディープキスをすることで、口の中から梅毒の細菌が入り、あなたも感染してしまうリスクがあります。
ご存知のように、デリヘルでは「ディープキス」はノーマルプレイの一つです。 そうした場合に「梅毒」もデリヘル嬢が感染しやすい性病の一つ」だ、という事が出来るでしょう。
梅毒に感染した時の具体的な症状は以下のようなものです。「陰部のしこり」「股の付け根のリンパの腫れ」「全身に発しんが出る」
これは、比較的分かり易い症状だと思います。 思い当たる症状が出た場合には、すぐにお医者様にかかりましょう。
過去の日本では、梅毒は「不治の病」とさえ言われていましたが、今では「ノバモックス」というお薬があり、1か月程度で完治させることが出来ます。
性器ヘルペス
性器ヘルペスは、現在「分かっているだけ」でも国内患者数が8000人です。しかし、性器ヘルペスに感染しても、症状が分かりにくいため、実際には「数万人の感染者がいる」とも言われています。
それだけ、性器ヘルペスは感染力が強いのです。 性器ヘルペスは「性行為」をしなくても感染してしまうほど感染力が高いのです。
例えば、お風呂の椅子、トイレの便座、に座っただけでも、感染してしまうほどの強さがあります。
あなたが、デリヘルで働いて、性器ヘルペスに感染しない方法としては、「とにかく清潔にしておくこと」です。
ホテルでも、汚いホテルであったり、お客様のご自宅が、あまり清潔でなければ、性器ヘルペスに感染するリスクは高まるのでご注意ください。
性器ヘルペスの具体的な症状としては、「水ぶくれの様な、赤いぶつぶつが出来る」「38度以上の熱が出る」「陰部に痛みを感じる」などの物が挙げられます。
さらには、性器ヘルペスの病原菌を体内から完全に取り除くことは、現代医学では不可能と言われています。
バルトレックスというお薬で、一時的に症状を治めることはできますが、あなたの免疫力が落ちたタイミングで、また再び症状が出る事もある、怖い病気です。
とにかく、きれいな状態に保たれた場所でプレイをすることを意識しましょう。
淋病
淋病は、「女性の場合は具体的な症状が分かりにくい病気」です。 男性の場合は「イチモツから膿が出る、激痛がある」などの明確な症状がありますが、女性の場合はなかなか分かりません。
具体的な症状としては「おりものが増えたり、色が変わる」「月経以外の不正出血がある」「陰部に痛みや痒みがある」「アソコから悪臭がする」などのものです。
いつもあなたが体を清潔な状態にしていれば、比較的早く気が付ける症状ばかりかもしれませんが、「ちょっと体調が悪いのかも?」くらいに考えて、淋病に感染した状態を放置してしまう事も十分にあり得ます。
少しでも、気になる症状があればお医者様に診てもらって、治療をすることをおすすめします。
ジスロマックというお薬を数週間服用することで、完治させることが出来ます。 淋病もフェラなどの、オーラルセックスで感染することがあり、デリヘル嬢が感染しやすい性病の一つになるでしょう。
淋病に感染しても具体的な症状が分からない場合のあるので、「とにかく定期的に検査を受ける」以外に、見つけ出す方法も少ないと言えます。
カンジダ症
最後に、カンジダ症です。 カンジダ症とは、元々あなたの体内にいる「カンジダ」と呼ばれるカビ菌が、あなたの免疫力が落ちた時に症状を引き起こす病気になります。
男性よりも女性の方が発症をしやすい病気で、女性の内の約20%が生涯のうちに1度はカンジダ症を発症すると言われています。
特に、デリヘルでお仕事をすると「ストレス」と「肉体疲労」は避けられません。 そういった「疲れやストレス」が溜まった時にカンジダ症になるのです。
具体的な症状としては、「陰部の強い痒み」「陰部の炎症と痛み」「白いおりものが出る」などのものがあります。
このカンジダ症も、発見が遅れてしまいやすい病気の一つです。
しかし、カンジダ症の場合は「あなたの体力が低下している」場合に起こるものです。
具体的な症状が現れた場合には「とにかく安静にして休むこと」を徹底しましょう。
気になる方は、お医者様に診てもらうと効果的です。
デリヘル嬢が性病感染リスクを下げる為にすること
ここまで、デリヘル嬢が感染しやすい性病を色々と見てきましたが、ここからは、「どうすればデリヘルのお仕事で性病に感染しにくくなるのか?」を、具体的に見ていきましょう。
お客様の性器や肛門をきれいにすること
デリヘル嬢として性病感染リスクを減らすには、「お客様をきれいにすること」から始めましょう。 特に、感染に直接的に関わる、「性器」や「肛門」は注意して洗ってあげることが大切です。 初めのシャワーの段階で、きれいにしてあげましょう。
お客様の性器に異常がないかチェックすること
続いて、一番感染リスクの高い「お客様のイチモツ」に、異常がないかプレイ前にチェックしましょう。
デキモノが出来ている、膿が出ている、などの分かり易い異常があった場合には、プレイはせずにお客様に治療をして頂くことを促しましょう。
病気のある性器をフェラすることで、あなたにも間違いなく性病がうつります。
お客様の爪が汚れていないかチェックすること
あるいは、「お客様の指先」から、あなたが性病に感染することもあります。 お客様の中には「お仕事で汚れたままの指や爪」で来られる方もいらっしゃるでしょう。
そうした場合には、「きれいに指や爪」を洗ってあげることで、あなたの性病感染のリスクは減っていきます。
時には「きちんと爪を切って頂く事」をお願いしなければいけないこともあるでしょう。
消毒をとにかく徹底すこと
デリヘル嬢が性病に掛からないために出来る事の最後の一つは、「とにかく消毒を徹底すること」です。
例えば、あなたがイソジンなどでうがいをすることもそうですし、お客様に歯磨きをお願いすることなどもそうです。
トイレの便座が汚い場合や、お風呂が汚い場合も「きれいにしてから使用すること」で、あなたの性病感染リスクを抑えることが出来るでしょう。
というように、様々な工夫でデリヘル嬢は性病から自分の身を守ることが大切になります。
本番行為をしないデリヘルでも性病感染はあります
デリヘルでは確かに「本番行為」はしません。 というと、「じゃあ、性病リスクも低いね!」と、思ってはダメです。
ご覧のように、本番以外でも十分に性病感染するリスクはあるのです。
もちろん、性器と性器が触れ合う「本番行為」が、一番性病感染のリスクが高いでしょうが、それ以外のフェラやクンニやディープキスでも、十分に感染してしまうのです。
ただし、事前の知識や、十分な予防策を行うことで、あなたがデリヘルで働いて性病になる可能性はグンと低くなるでしょう。
あるいは、「定期的な性病の検査」を病院に行って受け続けることで、初期段階で性病を発見することが出来ます。
風俗のお仕事で一番怖いのは「お客様からどんどん感染が広がっていくこと」です。
デリヘル嬢であるあなたが、まず性病感染に対する意識や知識をしっかりと持ち、それ以上性病を広げない取り組みが、重要だと言えるでしょう。
デリヘル嬢になったら性病予防に意識して取り組みを!
というわけで、今回は「デリヘル嬢が気を付けるべき性病の種類」と「その対策」について、まとめてきました。
どんなに清潔にしていても、性病感染のリスクをゼロにすることは出来ません。
ただし、あなたが普段の意識を変え、身につけた知識を発揮することで、性病に感染するリスクはガクンと落ちていくでしょう。
デリヘル嬢になって、性病に感染しないために行う事を簡単に一言で言うと「いつも清潔にしておくこと」です。
とても簡単なことですが、それを常に継続して行っていくのは大変です。 とくに、「お客様が多くて忙しい時」に、そういったことを疎かにしてしまい、性病への感染リスクが高まってしまうのです。
常に、清潔感を保って、性病感染のリスクを少しでも下げていきましょう。